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2024.12.31-2025.1.1

       大晦日は晴れ。年明けにしめきりが迫っている原稿を進めるつもりだったけれど、頭も身体も電池切れのようになってしまって、一文字も書き進められなかった。ことしの仕事はもう諦めて、午後、一年分のお礼を言いに行くような気持ち… 続きを読む »2024.12.31-2025.1.1

    2024.12.22

         冬至をこころまちにするようになったのは、何年くらい前からだろう。もうこれ以上、夜は長くならない。明日からはまた一歩一歩、明るい時間が長くなる。そう思うだけで、全身が少しほっとする。きょうの金沢は曇り空だったけれど、… 続きを読む »2024.12.22

      2024.12.11

           優しい人たちと手あてのような食べものによる治癒のおかげで、私はできるだけ走らないほうへ舵をきり、心の落ち着きを取り戻し、ありがとう、ありがとうと唱えています。あ、トップページの写真を変えました。原稿はあいかわらず山… 続きを読む »2024.12.11

        2024.12.01

             昨日仕上げるはずだった原稿がまだ終わらない。夏だか秋だかにひいたおみくじに「旅 − 出すぎるな」と書いてあったのに(どこでひいたんだろう、あれは?)、どうしても書いてみたくなってしまった原稿の取材のためにベネチアま… 続きを読む »2024.12.01

          2024.10.30

               月曜日、飛行機でのと里山空港に降りたって、また珠洲に来た。7月以来、ほぼ4か月ぶりの珠洲いり。9月21日の豪雨で打ち上がり流れ着いた木っ端が、ところどころ道路の脇に溜まっている。それを横目に滞在先の宿舎まで、車は今… 続きを読む »2024.10.30

            2024.10.09

                 大学の秋学期の非常勤の仕事がきのう一区切りついたから、昨晩は部屋で缶ビールを飲んで崎陽軒の「おべんとう秋」を食べ、好きな歌を歌った。けさ目覚めると空気は急に冷えこんでいて、雨の降る音が窓越しに聞こえた。ぺろは私と交… 続きを読む »2024.10.09

              2024.9.24

                   チェロを手放したのは、平屋の旧居にいた頃だからもう五年以上前のこと。大学のサークルで、三年間チェロを弾いていた。卒業してからずっと、弾けないままのチェロは雪だるまみたいな白いハードケースに入って、居間の片隅からじっ… 続きを読む »2024.9.24

                2024.9.19

                     夏のあいだじゅう、7月に旅行記を書いたほかは、いっさい日記を書かなかった。詩を書いて小説を書いて、Instagramばかり更新していた。いい夏だった、とても。そういう夏を経験するとは、思っていなかった夏だった。一昨… 続きを読む »2024.9.19