コンテンツへスキップ

2025.5.2

        静かな日。たくやは朝から田んぼの畦塗りに行き、昼すぎになって帰ってきた。お昼は昨日たまきさんにもらった筍を土佐煮にして、三つ葉を散らして食べる。午後、ぽつぽつ降りだした雨がすぐ本降りになって、集落じゅうが真っ白く… 続きを読む »2025.5.2

    2025.4.29

         昨日は新月で、明日で4月が終わる。『私運転日記』に洗いざらい書いた「人生の過渡期」から2年ほどの間にさまざまな出来事があって、今月、あの時期に出会った人と結婚することになった。互いの親に挨拶しにいき、友達や知人や仕… 続きを読む »2025.4.29

      2025.2.15-16

           9時20分、東京発。ことし最初の北陸新幹線に乗って、金沢に来た。金沢駅で阿弥さんとかのちゃんに会って、かのちゃんの運転する車で3人で話して笑っていたら、このところ仕事漬けで機械みたいになっていた心がだんだん軽く柔ら… 続きを読む »2025.2.15-16

        2025.2.13

             去年の秋頃から、忙しさがずっと途切れない。書評や月評の原稿、紀行文のための旅、本作り、舞台、いろんな地域でのワークショップが並行して進み、それはすべて自分で引き受けると決めてやっていることだから自分以外の誰のせいで… 続きを読む »2025.2.13

          2025.2.1

               長い長い1月だった。渋谷の再開発地区に5日間通い詰めになって、舞台を作っていた。昼も夜もお店のものを買って食べていた。真新しいビルの中にはスタバもタリーズも東急ストアもローソンもカルディも飲み屋街もあって、一生ここ… 続きを読む »2025.2.1

            2024.12.31-2025.1.1

                 大晦日は晴れ。年明けにしめきりが迫っている原稿を進めるつもりだったけれど、頭も身体も電池切れのようになってしまって、一文字も書き進められなかった。ことしの仕事はもう諦めて、午後、一年分のお礼を言いに行くような気持ち… 続きを読む »2024.12.31-2025.1.1

              2024.12.22

                   冬至をこころまちにするようになったのは、何年くらい前からだろう。もうこれ以上、夜は長くならない。明日からはまた一歩一歩、明るい時間が長くなる。そう思うだけで、全身が少しほっとする。きょうの金沢は曇り空だったけれど、… 続きを読む »2024.12.22

                2024.12.11

                     優しい人たちと手あてのような食べものによる治癒のおかげで、私はできるだけ走らないほうへ舵をきり、心の落ち着きを取り戻し、ありがとう、ありがとうと唱えています。あ、トップページの写真を変えました。原稿はあいかわらず山… 続きを読む »2024.12.11

                  2024.12.01

                       昨日仕上げるはずだった原稿がまだ終わらない。夏だか秋だかにひいたおみくじに「旅 − 出すぎるな」と書いてあったのに(どこでひいたんだろう、あれは?)、どうしても書いてみたくなってしまった原稿の取材のためにベネチアま… 続きを読む »2024.12.01