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 きょうは木曜日。先週の土曜日は京都芸術大学の外苑前キャンパスで特別講義(という名の、主にアートライティングコースの学生さんたちを聞き手として想定した、みんな書くのって大変だよねっていうおはなし会)、日曜日は横浜市民ギャラリーで言葉と遊ぶワークショップだった。土曜の夜、キャンパスを出ると雪が束の間降っていた。日曜は、帰り道を歩きだしたところへ迎えのタクシーみたいなタイミングで来たバスに乗れた。会はどちらもたくさんのかたが集まってくださった。
 月曜日は午前10時から文化放送のラジオ番組の生放送で、芸人のアルコ&ピースの平子さんと、アナウンサーの坂口愛美さんと、30分お喋りした。ラジオに出るのが、出るたびに好きになる。声ってやっぱり楽しいなと思う。平子さんが私の詩を、どっぷり色をつけた声で読んでくださって、圧倒された。プロってすごい。出演後にかかった曲が折坂悠太の「坂道」で嬉しかった。でも9時半入りの予定だったのに、乗る電車を一本間違えて、20分も遅刻してしまった。冷や汗であった。ごめんなさい。
 ラジオ局を出たらとてもよく晴れていて、真昼で、そこは浜松町で、でもなんだか東京の街に繰りだす気持ちにはならなくて、すぐ電車に乗って家に帰った。翌日も夕方から大切な用事のために電車に乗って東京へ出てその晩はOさん宅に泊めていただき、水曜日は一緒に泊まったかよちゃんと武蔵小山の商店街のおいしい天ぷらの店でお昼にして、午後はまた外苑前に行って、来月にはギリシャに旅立つまりちゃん一家に会った。懐かしい再会がたてこんで、怒濤のような一週間だった。ふと我に返ると使いかけの野菜や常備菜が痛んでいて、それらを捨てた冷蔵庫はからっぽ。ちょっと奮発して買ったせっかくの日めくりカレンダーが、9日のまま止まっている。