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 午前中、郵便局と花屋へ行く。郵便局では年賀切手。花屋では、正月飾りの雰囲気が出そうなオージープランツと、ムレスズメの小さな株と、ろうそくをひとつ買った。そうです、ムレスズメは名前にひかれて買ったんですよ。そのうち花が咲くかなあ。帰ってきて、昨晩書いた年賀状に切手を貼った。切手を貼るという行為が好きだ。切手を貼る詩を私は書いた方がいい。
 昨日、舞台関係の大きな仕事がひと区切りついたので、やや景気がいい。午後、原稿をひとつ仕上げて送り、晩ごはんはピェンロー鍋を作ることにした。買いものに出かけるついでに年賀状を出して、スタバに行ってすこし読書。そのあいだに新しい依頼のメールが来ていて、ああ、私は来年もこんなふうに仕事していくのかな……。そうできたらいい。たぶん私は、私にとって最もちょうどいい仕事のしかたを、これからもひたすら発掘し死守して生きていく。とりあえずいまは、それだけでもいい。でも、満ち足りて孤独なだけではなくて、繋がって平和にもなりたい。そのための準備を、来年はできたらいいなと思う。まずは年明けすぐにやってくる怒濤の忙しさを乗り越えてから……。
 イスラエルがガザをめちゃくちゃにしていることに対して、出資している企業の一覧のなかにスタバが入っている。きょう私はそのことが気になりながらも平然とスタバに行ったけど、それとはまったく別の、もうすこし長期的かつ個人的な文脈において、コーヒーを少し減らしてもっと紅茶と緑茶と抹茶を飲もうかなという気持ちになっている。茶筅を入手しようしようと思いながら、まだ入手できずにいる。
 ピェンロー鍋は、戻した干し椎茸の出汁に水を足して、白菜と豚をいれて、戻した春雨をいれて、そこにごま油だけを垂らして、ぐつぐつしていく鍋。余っていたきくらげも入れた。お椀に一味唐辛子と塩をいれて、そこによそって食べる。めちゃくちゃうまい。私はピェンロー鍋をもっと頻繁に作ったほうがいい。