5月の仕事机から

11日は、朗読劇『リリーの魔法と好奇心について』へのご来場まことにありがとうございました。お客さま、スタッフ、優しくて頼もしい共演者のみんな、阿佐ヶ谷アートストリート山本さん、久遠キリスト教会の皆さん、誰が欠けても形にならなかった公演でした。(詩集物販に駆けつけてくれた青土社新人Tさんもありがとう!)
福留麻里さんのダンスも、アルプの音楽も、一夜限りで終わらせるには忍びない完成度のものがうまれたので、再演への道をこつこつ探っていきたいと思います。

その一週間前の3日は、伊波真人さんとの詩と短歌と音楽と映画をめぐるトークと朗読の会でした。私はこの日、AORという言葉の存在を知って驚愕しましたよ。音楽って知らないことまだまだある。どんなに知っても知ったことにならないのが、わけわかんなくておもしろい。伊波さんの郊外というテーマの話や短歌の作りかたの話もいろいろ聞けて、すっごく楽しかったです。二子玉川蔦屋家電の皆さま、お世話になりました。ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!

そうそうそれから、6日は文学フリマでした。私が毛利悠子さんの展示のために書いた5つの詩を、カニエ・ナハさんが手製詩集シリーズの新作として制作・発表・販売してくださり、私もちょっとだけブースに立ちました。プラトン立体になぞらえた組立型の詩集のタイトルは『目に見えるものはやさしい』。組み立てると、形や影がきれいです。正多面体って、独特の美しさがあります。

やあ…、まだまだ思い出に浸っていたい気分を引きずり、やっとこさ仕事机に戻ってきた。

51b9aZ3qSFL._SX320_BO1,204,203,200_ 6月はまず、詩の雑誌「現代詩手帖」で連載詩〈トライアングル・ポエトリー:象〉という企画が始まります。ジェフリー・アングルスさんとカニエ・ナハさんと私の3人で、毎回ひとつの漢字をインスピレーション源として、一年かけて綴ってゆきます。第一回目の漢字は「絵」。どうぞお楽しみに!▲

ユリイカの6月臨時増刊号「総特集〈決定版〉ウェス・アンダーソンの世界 『犬ヶ島』へようこそ!」には、「いいことばかりは続かないとしても」という題のエッセーを寄稿しました。『犬ヶ島』と『ファンタスティック Mr.FOX』を中心に、犬たちや父さん狐の、(それはイコール私のでもある)したたかに優雅な生活を求めてゆくサバイバルについて書きました。生まれかわったらウェス・アンダーソンになるのも悪くないな!

どちらも5月末頃の発売です。

7月から藤沢アートスペースで始まる姉妹都市交流グループ展「Scholar」への準備もちょっとずつ始めています。あー、雨、早くあがらないかな。